がおう氏の最大の武器といえば、やはりその圧倒的なキャラクターデザイン力だ。しかし、今回の漫画連載において特筆すべきは、キャラクターたちの「生々しさ」である。ただ可愛いだけの記号化された美少女ではなく、時に悩み、泥臭くあがき、感情を爆発させる姿が描かれている。
読者は、彼女たちの美しい容姿に惹かれて読み始め、いつの間にかその内面の泥臭さに共感し、深く感情移入していく。この「ギャップの設計」が実に見事だ。作画のクオリティを一切落とすことなく、週刊・月刊ペースでの連載を維持するその執念には、同業者からも驚嘆の溜息が漏れる。