ドライバーが最も懸念しているのが、既存の燃料課税との二重取りだ。現在、ガソリン代には高額なガソリン税(揮発油税および地方揮発油税)が含まれており、実質的な走行量に応じた税負担がすでに行われている。ここに新たな走行距離課税が上乗せされれば、明確な二重課税問題へと発展する。
さらに、車検時に徴収される自動車重量税の扱いも曖昧なままだ。燃料消費と走行距離、車両重量に対する課税が複雑に絡み合うことで、特定の車種や利用形態ばかりが損をするような制度の「抜け穴」や不公平が生じる危険性が指摘されている。現行税制の整理を経ない安易な新税導入は、国民の納得を得るのが極めて困難だ。