熱狂は紙面にとどまらなかった。銀幕への進出である。1974年、鈴木則文監督がメガホンをとった東映映画『聖獣学園』。厳格なカトリック女子修道院を舞台に、背徳と陰謀が渦巻くこの作品で、彼女は強烈な存在感をスクリーンに焼き付ける。単なるアイドルの客寄せではない。日本映画史において今なおカルト的な人気を誇るシスター・エクスプロイテーションの金字塔だ。
抑制された空間の中で際立つ、息をのむような清純と背徳のアンビバレンス。映画館の暗闇で観客を圧倒したのは、彼女が醸し出す独特の静謐さだった。後年、海外の映画監督たちからも熱烈なリスペクトを受けることになるこの傑作は、彼女のキャリアにおいて最も尖鋭的な輝きを放っている。