「換気扇を回しっぱなしにすると電気代が高跳びするのではないか」という不安は根強い。しかし、最新のDCモーター(直流モーター)を搭載した換気扇の場合、24時間連続で稼働させても発生する電気代は1ヶ月あたりわずか数拾円〜100円程度に留まる。旧式のACモーター型であっても、月数十円から数百円以内で収まるケースがほとんどだ。
このわずかな出費を惜しんでスイッチを切ると何が起きるのか。湿度が80%を超えた浴室空間は、わずか数時間でカビの胞子が活発に増殖する絶好の環境と化す。さらに、壁面や天井に生じた結露は脱衣所や廊下の壁紙裏へ浸透し、木造住宅の柱や土台を腐らせる原因にもなり得る。結果として数年後に数百万円規模のリフォーム費用が発生することを考えれば、換気扇を止めるメリットは皆無に等しい。適切なカビ対策と建物の維持管理という観点から、常時稼働が唯一無二の防護策となる。