法廷での木嶋佳苗は、終始一貫して無罪を主張し続けた。しかし、積み上げられた状況証拠の強固さは揺るがず、最高裁判所は上告を棄却。彼女の死刑が正式に確定した。司法の判断が下されてもなお、彼女の言動は世間の注目を集め続ける。
東京拘置所での日常は、過酷な制約に満ちている。だが、彼女は面会人や手紙を通じて支援者を獲得し、手記やブログの原稿を外部へ送り出し続けた。食へのあくなき執着、拘置所内での読書体験、そして独自の恋愛観。死刑囚という極限状態にありながら、彼女は拘置所の壁をまるで自らの個室であるかのように錯覚させる生き方を貫いている。