長年にわたり所属したサンミュージックプロダクションの時代は、女優としての基盤を固めると同時に、自立への模索を続けた時期でもあった。事務所の看板女優として期待を背負いながらも、敷かれたレールの上にとどまることを良しとせず、常に自らの表現領域を拡張しようともがいていた。
独立という大きな決断を下した背景には、すべての責任を己で引き受け、より純度の高い表現を追求したいという強い意志があった。マネジメントの枠組みを脱し、自らの嗅覚で作品を選び取る環境を整えたことが、その後の大胆な役柄への挑戦を可能にした。