名古屋栄クラシック音楽ホールとしての評価を決定づけているのが、贅沢な空間設計と精緻な音響バランスです。宗次ホールキャパは全310席(1階234席・2階76席)という室内楽に最適な規模感に設計されています。客席の最前列から演奏者の立ち位置までの距離はわずか約1.5メートル。巨大なシンフォニーホールでは決して味わえない、弓が弦を擦る摩擦音やピアニストの細やかなペダリング、呼吸のリズムまでが直接肌に伝わります。
宗次ホール座席表を確認すると、ステージに向かって緩やかな傾斜がつけられたシューボックス(靴箱)型を採用しており、どの座席からでも前の人の頭が視界を遮りにくい構造になっています。特に1階中央列(6列〜10列付近)は直接音と豊かな残響音が完璧に調和するベストポジションとして、クラシック通の間で評価されています。また、2階バルコニー席は音の広がりを俯瞰して楽しむことができ、ピアノの鍵盤の手元を視覚的に堪能したい愛好家からも高い人気を集めています。
専門家や愛好家による宗次ホール音響評判は極めて高く、特に木管楽器・金管アンサンブル・弦楽四重奏・ピアノソロにおいて、音が濁らずクリアに空間全体へと拡散する設計が高く評価されています。壁面には厳選された木材が贅沢に配され、温かみのある残響時間(満席時で約1.4秒〜1.6秒)が確保されており、演奏者にとっても「自らの音が手にとるように返ってくる」と好評を博しています。