終売が確定した直後、フリマアプリやネットオークションでは異様な光景が見られた。1個数十円だったはずのチューイングキャンディが、数倍から十倍以上の価格で取引される事態が発生したのだ。「もう二度と食べられない」という焦燥感が、コレクターやかつてのファンを動かした。
賞味期限が切れた後も、未開封のパッケージや付属の「貼ってはがせるシール」が取引の対象となっている。2026年の今となっては、食用としての流通はほぼ皆無だが、平成レトロの文脈で「パッケージそのもの」をアートや思い出の品として手元に置いておきたいという需要は依然として高い。皮肉なことに、手に入らなくなって初めて、その価値が再評価される形となった。