会話の節々で自然に織り交ぜられると、思わずキュンとしてしまう「キラーフレーズ」には共通点がある。その筆頭が、問いかけや甘えのニュアンスを含む独特の語尾変化だ。
例えば博多弁の「これ、取っとーと?(これ取っているの?)」や「なんしよーと?」。語尾が伸びるテンポ感と甘やかな響きは、一瞬で相手の警戒心を解除する。また京都弁の「〜はる」「〜おくれやす」は、相手への敬意と親愛を同時に伝える高貴な優美さを持つ。そして首位に輝いた伊予弁の「なんにしよん?」「待っとるけんね」は、尖りのない包容力で聞く者の心を和ませてくれる。過剰に狙い澄ました言葉よりも、不意に出た一言こそが最強の破壊力を持つ。