記憶に刻まれる金字塔といえば、フジテレビジョンが世に送り出した『マルモのおきて』が外せない。双子を演じた芦田愛菜と鈴木福、そして彼らを受け止める阿部サダヲの絶妙なアンサンブルに加え、言葉を話すミニチュア・シュナウザーのムックが圧倒的な存在感を放った。ファンタジーと等身大の家族愛が融合し、日本中を席巻した熱狂は今も色褪せない。
一方、極寒の地で生き抜く命の尊厳を真正面から描いたのが『南極大陸』だ。実話に着想を得た骨太なスケール感と、極限状態における人間と犬の絆は、多くの視聴者の涙腺を決壊させた。愛くるしさだけではない、野生の誇りと不屈の闘志を刻み込んだ大作として語り継がれている。