今回の台風17号は、発生からわずか48時間で中心気圧を急激に下げた。背景にあるのは海水温の異例の高さだ。小笠原諸島近海では海水温が30度を超えており、台風に大量の水蒸気が絶え間なく供給され続けている。
気象庁の最新観測によると、中心付近の最大風速はすでに45メートルに達し、強風域の直径は700キロメートルに及ぶ。「過去数年でも屈指の急速発達」と専門家は舌を巻く。台風が北上を続けるにつれて太平洋高気圧の縁をなぞるように北西へ進み、やがて進路を北東へと変える転回点(リカーバ)に差し掛かろうとしている。