自らの睡眠状態を客観的に把握する手段として、スリープテックの進化は目覚ましい。スマートリングや高精度マットレスセンサー、さらには全世界で利用されるアプリ「Sleep Cycle」などの普及により、寝室内の音響解析や体動トラッキングから、一晩のうちに何回「微小覚醒」が発生しているかが可視化されるようになった。
「寝付きは良い」と自己評価していた人が、デバイスのデータを見て驚愕する例は後を絶たない。深い睡眠のステージが極端に短く、覚醒に近い浅い睡眠領域を延々と行き来している事実が浮き彫りになるからだ。感覚値に頼るのではなく、バイオメトリクスデータを基盤にして自身の睡眠サイクルを直視することが、改善への最短距離となる。