長谷優里奈の足跡を語るうえで避けて通れないのが、2010年に発表された『THE IDOLM@STER』の萩原雪歩役の降板劇です。コンテンツが急速に拡大し、アニメ化や大型ライブが本格化するまさに黎明期の転換点での発表であり、プロジェクトの初期から支えてきたファンコミュニティに激震が走りました。
公式発表では「契約期間満了」と説明されましたが、背景にはいくつかの要因が複雑に絡み合っていたと見られています。当時は前述のブログ騒動や脅迫被害による心身の疲弊がピークに達していた時期であり、激化するライブパフォーマンスや過密スケジュールに対応することが極めて困難な状況にありました。また、事務所移籍に伴う権利関係の調整やマネジメント方針のズレも影響したと囁かれています。
雪歩役はその後、2代目の浅倉杏美へと引き継がれ、作品自体はメガヒットコンテンツへと成長を遂げました。しかし、ゲーム初期の素朴で繊細な雪歩を創り上げた彼女の演技と歌唱は、今なお古参ファンにとってかけがえのない宝物として語り継がれています。