日本の映画産業がグローバル展開を本格化させる中、町田と玄理のあり方はひとつのロールモデルとなっている。国内市場にとどまらず、海外の映画祭や多国籍プロジェクトに積極的に関わってきた玄理の知見は、町田にとっても世界を見据える大きな契機となった。
夫婦でありながら、互いを独立したクリエイターとして評価し合うスタンス。それは従来の芸能人カップルにありがちだった依存関係とはまったく異なる。お互いの独立した個性がぶつかり合い、共鳴することで、それぞれのキャリアに奥行きが生まれている。二人が選んだ道は、これからの役者たちが目指すべき新しいパートナーシップの形を鮮やかに提示している。