日本人が相手の理解を確かめたいとき、真っ先に思い浮かべがちなのが「Do you understand?」です。文法的には何ら間違いありませんが、対人コミュニケーションの現場では使用に細心の注意を払わなければなりません。
「Do you understand?」は文字通り「あなたは理解できますか?」と相手の能力や聞き取りに焦点を当てます。そのため、力関係が対等な相手やビジネスパートナーに対して使うと、「私の言っていることが理解できる頭がありますか?」「分かってないんじゃないですか?」という高圧的・説教的な響きを与えてしまう危険があります。親が子を叱るときや、教師が生徒に念押しする場面で使われることが多いのはこのためです。
対照的に「Does it make sense?」は、主語が「it(今話した内容)」です。「私の話した内容は筋が通っていますか?」と確認するため、相手のプライドを傷つけることなく、自然かつ対等に会話のすり合わせを進めることができます。