虫刺されと軽視していると、時に全身の健康を脅かす重篤な症状につながることがあります。特に以下の兆候が見られる場合は、迷わず医療機関を受診してください。
【即座に救急受診すべき危険なサイン】
稀ではあるものの、アブの唾液に対して激しい即時型アレルギー反応(アナフィラキシー)を起こす場合があります。刺されたあと数十分以内に「息苦しさや喘鳴」「全身のじんましん」「激しいめまい・血圧低下」「吐き気や腹痛」が現れた場合は、命に関わるため直ちに救急車を要請してください。
【皮膚科を受診すべき目安】
- 刺された患部が広範囲に赤く腫れ上がり、強い熱感やズキズキする拍動性の痛みがある
- 大きな水ぶくれ(水疱)が形成されている
- 患部から膿(うみ)が出ており、化膿の範囲が広がっている
- 市販薬を塗っても激しいかゆみが治まらず、夜眠れない
刺された跡を消す・残さないためのアフターケア
アブ刺されの痕が何ヶ月も黒ずみとして残ってしまう最大の原因は、炎症が長引いたことによる「炎症後色素沈着」としこり(結節性痒疹)です。痕を残さないためには、まずステロイド薬で初期の炎症を最短で鎮火させることが最優先となります。赤みが引いた後は、患部を絶対に刺激せず、徹底した紫外線対策(日焼け止め)とヘパリン類似物質やワセリンによる保湿ケアを継続することで、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を促し、綺麗に消し去ることができます。