この盛り上がりの下地を作ったのは、間違いなく株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)によるグラフィックTシャツの世界的展開だ。「UT」を通じてポップカルチャーを日常着へ昇華させた功績は大きく、世界中のアパレル産業がキャラクターを「アートピース」として再評価する契機となった。
かつては子供向けやお土産需要が中心だったキャラクターファッションは、いまやハイブランドがこぞってサンプリングする巨大市場へと変貌を遂げた。チープシックからラグジュアリーまでを自在に横断する柔軟性こそ、現代のグラフィックシーンにおける最大の強みといえる。