彼女の俳優キャリアにおける大きな転換点として語り継がれるのが、日曜劇場『グランメゾン東京』での好演だ。ソムリエールという専門職の役柄に対し、ワインのテイスティングやグラスの扱い、立ち居振る舞いを徹底的に体に叩き込んで挑んだ。その真摯な姿は、単なるゲスト出演やビジュアル要員にとどまらない、俳優としての覚悟を業界全体に知らしめる契機となった。
所属事務所であるプラチナムプロダクションにおいても、バラエティやモデル業でトップを走りながら、あえて厳しい芝居の世界へと軸足を移していく決断は大きな挑戦だった。しかし、彼女は自らに課されたパブリックイメージを恐れず壊し、役者としての筋肉を地道に鍛え上げた。この作品を機に、彼女に対する映像制作サイドの評価は決定的な変化を遂げる。