ビル全体が「布の宝物庫」と化している同店では、目的に合わせたフロア巡回ルートの組み立てが攻略の鍵を握る。1階から上層階に至るまで、綿・麻などの天然素材、ドレス地、服飾資材、輸入生地、インテリアファブリックに至るまで、膨大なバリエーションが整然と、あるいは溢れんばかりに陳列されている。
掘り出し物を探すなら、まずは各階に設けられたカット売りハギレコーナーやワゴンセールに注目したい。メーカーの廃番品やサンプル生地、規格外の上質ファブリックが驚くべき破格で放出されているケースが日常茶飯事だ。春先に向けて子どもの入園・入学準備グッズを作る保護者世代にとっては、キャラクター生地や丈夫なキルティング地のセール品が狙い目となる。一方で、劇団関係者やコスプレ衣装制作に挑む本格派クリエイターなら、特殊な発色を持つ合成繊維や重厚なベルベット地のロールが並ぶコーナーで、他店では滅多に見かけないレア素材に出会えるはずだ。