元手0円のカードがなぜこれほどの資産価値を持つに至ったのか。要因は大きく分けて4つ存在する。
第一に、「ロットナンバー001」の存在だ。カード裏面右下に刻印された数字は、印刷された時期と順番を示している。最初に刷られた「001」は増刷版(002以降)と視覚的に区別され、圧倒的なプレミアがつく。
第二に、「現地手渡し限定」という絶対ルールがある。郵送請求は一切不可。遠方の配布場所へ行くには交通費と時間がかかる。この「移動コスト」がそのままカードの基礎価値に転嫁される構造だ。
第三に、絶版と配布終了リスク。自治体の予算都合や下水道デザインの改修、あるいはコラボ期間の満了に伴い、突然配布が終了することがある。一度途絶えた供給は二次流通でしか補えない。
第四に、カード自体の保存状態(コンディション)だ。手渡し時の傷や折れがない完全美品は、市場に出回る数が限られるため、提示価格が跳ね上がる傾向にある。