メディアで輝かしいスポットライトを浴びる一方、私生活での波乱もまた彼の人生を語る上で避けては通れない。元キャスターの丸岡いずみとの結婚、そして代理母出産を通じた長男の誕生は、かつて多くのメディアで大きな祝福とともに報じられた。しかし、その後の私生活をめぐる騒動と協議離婚は、彼のキャリアに巨大な試練をもたらすこととなった。
一時は活動自粛を余儀なくされ、表舞台からの退場さえ囁かれた。だが、そこで彼が逃げ込んだのも、やはり映画の世界だった。自己を見つめ直し、失われた信頼を一つひとつ言葉で取り戻す作業は容易ではない。しかし、元妻である丸岡いずみと子育てを通じた協力関係を築き直しつつ、真摯に作品と向き合う姿は、徐々に業界関係者やファンの再評価へと繋がっていった。
現在の彼の映画評論には、かつての軽快さに加え、人生の挫折や痛みを通過した者ならではの深みが滲む。人間の愚かさや弱さを描くドラマを語る際の言葉選びには、以前には見られなかった陰影が宿り、コメンテーターとしての凄みを増している。