額面通りの学費をそのまま支払う家庭がある一方で、制度を熟知して負担を劇的に圧縮している層も確実に存在する。その中核を担うのが、桐蔭横浜大学独自の特別奨学生制度だ。
特別奨学生制度の最大の強みは、一般選抜や大学入学共通テスト利用入試の成績優秀者を対象に、授業料の全額免除または半額免除、さらに入学金の免除といった強力なインセンティブが用意されている点にある。特筆すべきは、特待生選抜が特別な単独入試に限定されず、通常の一般入試受験者にも成績上位者として広く門戸が開かれていることだ。国公立大学や難関私大との併願受験であっても、出願時の手続き一つで授業料全額免除の権利を獲得できるチャンスがある。
さらに、スポーツ科学部や文化活動に秀でた受験生を対象としたスポーツ特別奨学生枠も手厚い。全国大会出場クラスの実績を持つトップアスリートだけでなく、都道府県大会上位レベルでも評価対象となる区分が存在し、ランクに応じた減免措置が適用される。
学校法人桐蔭学園が運営する中高一貫校からの内部進学者に対する減免や、兄弟姉妹が学園内に在籍している場合の入学金減免など、ファミリー層向けのサポート枠も重層的に用意されている。これらの制度は自動適用されない場合が多いため、出願要項の注記を細部まで精査することが実質負担を抑える絶対条件となる。