関係者たちの口は一様に重い。だが、匿名を条件に重い口を開いた制作幹部の証言によって、事態の輪郭がおぼろげながら見えてきた。2026年、うりぼーねっと上で相次いで投下された未公開プロジェクトの制作コードネームや絵コンテの一部。それらは、まさに大手スタジオが極秘裏に進めていた大型タイトルの企画書と完全に一致していたのだ。
「偶然の一致などあり得ない。社内の制作ラインか、ポストプロダクションの現場から直接情報が流出しているとしか考えられない」と幹部は肩を落とす。さらに、単なる制作情報にとどまらず、配信作品の公開時期の再編や配給契約をめぐる巨額マネーの生々しい駆け引きまでがネット上に晒されている。これらはまさに業界の根幹を揺るがすスクープであり、先行きの不透明な映像市場に冷や水を浴びせる結果となっている。