事件の発端は、東京都八王子市で行方不明となった女性の捜索だった。聞き込みと防犯カメラの解析を重ねた警視庁の捜査員が辿り着いたのが、神奈川県座間市にある閑静な住宅街のアパートの一室だった。扉を開けた捜査員たちの前に広がっていたのは、言葉を失うような凄惨な光景だったとされる。
クーラーボックスや衣装ケースから次々と発見された遺体の一部。臭気対策のために敷き詰められた猫砂や消臭剤。限られた狭い空間の中で、短期間のうちにこれほど多量の遺体が処理・保管されていた事実は、ベテランの鑑識課員すら愕然とさせた。警察による迅速な裏付け捜査と科学的検証がなければ、さらに多くの被害者が出ていた可能性は否定できない。