リスニングにおいて日本人学習者を最も悩ませるのが、「私が」を意味する「ネガ(내가)」と、「君が・お前が」を意味する「ニガ(네가 / 니가)」の混同です。
本来、正書法における「君が」のハングル表記は「네가」であり、規則通りに読めば「ネガ」に近い発音になります。しかし、自分を指す「내가(ネガ)」と相手を指す「네가(ネガ)」が同じ音になってしまうと、日常会話で「私」と「君」のどちらを指しているのか混乱が生じてしまいます。
そこで実際の現代韓国語の会話では、相手を指す「네가」を「ニガ(니가)」と意図的に発音し分ける習慣が完全に定着しています。歌詞や日常のメッセージアプリなどでも、親しみやすさを込めて「니가」とそのまま表記されるケースが一般的です。「ネガ=自分」「ニガ=相手」という発音の差異を耳に焼き付けておくことが、スムーズな聞き分けの近道です。