鎖編みの作り目が目標の目数まで完成したら、いよいよ本体の編み地へと進みます。ここで欠かせない概念がくさり編みの立ち上がりです。
立ち上がりとは、次の段の編み目の「高さ」をあらかじめ作っておくための鎖編みのことです。編み方の種類によって必要な立ち上がりの目数が厳密に決まっています。
- 細編み(こまあみ):立ち上がり鎖1目(立ち上がりの目は目数に数えない)
- 中長編み(ちゅうちょうあみ):立ち上がり鎖2目(立ち上がりを1目と数える場合が多い)
- 長編み(ながあみ):立ち上がり鎖3目(立ち上がりを1目めとしてカウントする)
立ち上がりの鎖を編んだ後、どの位置に針を入れるか(端から数えて何目めの裏山または半目に針を入れるか)は編み図の指定に従います。立ち上がりを編むことで段の端が垂直に立ち上がり、編み地が台形に広がったり縮んだりするトラブルを根本から防ぐことができます。