過熱する乱用被害に対し、映像メディアもその闇を告発し始めていた。YouTube上に溢れる若者の乱用動画や、Netflixで配信されている『ヒップホップ・エボリューション』をはじめとするドキュメンタリー番組は、華やかな音楽の裏側で蝕まれるアーティストたちの凄惨な日常を映し出している。
また、風評被害と社会的批判に晒された製薬業界側も無対策ではいられなくなった。かつて乱用者に好まれたプロメタジン・コデインシロップの製造元は、製品の回収や販売停止に追い込まれる事態へと発展した。だが、市場に出回る代替品やブラックマーケットの存在が、根本的な解決を阻み続けている。