ドコモの報酬構造を語る上で外せないのが、日本電信電話株式会社(NTT持ち株)による完全子会社化と、それに伴う人事改革だ。NTTグループを率いる島田明社長が主導するグループ全体の人事制度刷新の波は、ドコモの現場にも直撃している。
旧来の年功序列型からミッションや成果を重視するジョブ型要素の強い給与体系・昇給制度へと舵が切られた。かつては在籍年数を重ねれば自然と昇給していた基本給テーブルが見直され、担当する業務の難易度と市場価値に直結するグレード制が徹底されている。成果を出せないシニア層の給与が抑制される一方、若手や中途採用の即戦力でも高いバリューを発揮すれば早期に高給を得られる仕組みへのシフトが進んでいる。