元日本航空の機長として数々の国際線を飛び、航空評論家として鋭い提言を続ける杉江弘氏は、近年の航空界が抱える構造変化に警鐘を鳴らし続けている。自動操縦技術がどれほど進化しても、突発的な乱気流や計器異常、複合トラブルに直面した際、最後の砦となるのは「マニュアルを超えた操縦感覚と決断力」であるという持論だ。
杉江氏は、運航コストの削減やパイロット不足を背景とした訓練期間の短縮傾向に対し、基本に立ち返ることの重要性を繰り返し訴える。コックピット内の上下関係を取り払い、副操縦士であっても機長の間違いを即座に指摘できる「CRM(クルー・リソース・マネジメント)」の徹底。そして、乗客自身が緊急脱出時の手荷物放棄ルールを徹底すること。空の安全は、テクノロジーと人間の誠実な協調関係があって初めて成立する。 (出典: 日本 航空 事故(Yahoo!ニュース))
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