平田志穂子のキャリアにおいて最大の転機となったのは、サウンドクリエイター目黒将司との出会いだ。当時、株式会社アトラスは『ペルソナ4』のサウンドトラック制作において、従来のゲームソングの枠に収まらない都市的で洗練されたボーカルを探し求めていた。
オーディションで彼女の声を聞いた目黒将司は、その瞬間にビビッときたと後に語っている。アシッドジャズやポップスを巧みに融合させた高度な楽曲群に、平田の英語の発音の美しさと伸びやかなハイトーンが見事に合致。『ペルソナ4』のOPテーマ「Reach Out To The Truth」やEDテーマ「Never More」は爆発的なヒットを記録し、彼女は一気に時代の寵児となった。