ブレイクの足がかりとなった『3年A組-今から皆さんは, 人質です』での水泳部員役や、主演を務めた『左ききのエレン』での葛藤するクリエイター役。初期の代表作では、どちらかといえば繊細な感情の機微や、どこか影のある憂いを帯びた表情がクローズアップされていた。
しかし、キャリアを重ねるにつれて内面の熱量を肉体で表現するアプローチへとシフトしていく。静と動、知性と野性。この二面性を成立させているのが、鍛え抜かれたボディラインだ。線の細さを残しながら芯の強さを感じさせるシルエットは、どんな難役にも説得力を与える強力な武器となっている。