一般のファンやアマチュアプレイヤーが個人で本物の競技用ストーンを購入することは、現実的には極めてハードルが高い。カイズ社から直接取り寄せるルート自体は存在するものの、個人向け小売りというよりは、リンク運営母体や競技団体向けの一括納入が基本だからだ。
日本国内においては、公益社団法人日本カーリング協会や各地の専用アイスパークがストーンを資産として一括管理している。国内屈指のカーリング拠点である軽井沢や北見(常呂)などの施設でも、ストーンは金庫のように厳重に温度・湿度管理された専用庫で保管され、定期的に研磨職人によるメンテナンスを受けながら大切に使い継がれている。
なお、インテリアや記念品用として、エイルサ・クレイグ島の花崗岩を使った手のひらサイズのミニチュアストーンやペーパーウェイトなら数千円から数万円程度で流通している。本物を自宅のリビングに置くのは難しくても、その歴史の断片を手元で愛でることは可能だ。