近年の日本の夏は、災害級の暑さが常態化している。2026年も例外ではなく、気象庁からは連日のように熱中症警戒アラートが発令される事態となった。これを受けて、ランナーの健康を守るためのコース設計は、従来の「長距離を走り抜く」ものから「科学的なインターバルを取り入れる」スタイルへとシフトしている。
給水ポイントの間隔は従来の半分に短縮され、冷却ミストや氷風呂を完備した大型のサポート車両が隊列に加わった。日中の最も気温が上がる時間帯には、無理に距離を稼ぐのではなく、日陰の多いルートを選定したり、一時的にペースを落としたりする柔軟な運用が求められている。