台風の暴風による電柱倒壊や送電線トラブルは、数日間に及ぶ広域停電を引き起こす。近年、防災の強力なインフラとして存在感を増しているのが、家庭用蓄電池やEV(電気自動車)のV2H(Vehicle to Home)システムだ。バッテリー容量の大きいEVが一台あれば、停電下でも冷蔵庫や照明、スマートフォンへの給電を数日間維持できる。
ただし、浸水被害が予想される低地や河川沿いに車両を駐車しておくのは極めて危険だ。リチウムイオンバッテリーが水没すると、車両火災を引き起こすリスクがある。浸水想定区域に自宅がある場合は、台風が接近する前に高台のタイムズなどのコインパーキングや、立体駐車場の上層階へと避難させておく「車の避難」も現代の台風対策として定着しつつある。