去る年末の放送で最も世間を騒がせたのは、年初の段階では誰も予想していなかった「あるコンビの電撃解散」と「まさかの大ブレイク」のダブルパンチだった。1月に収録されたスタジオでは、お笑い界の勢力図が全く異なる前提でトークが進んでおり、12月の生放送スタジオに漂う気まずい空気感こそが、この番組の真骨頂である。
視聴者はリアルタイムでSNSを監視し、番組が仕掛けた伏線が回収される瞬間を実況する。テレビ離れが叫ばれて久しい現在において、これほどまでに「テレビの前に拘束される」体験を提供するコンテンツは他にない。予定調和を徹底的に排除した結果が、あの異様な熱量なのだ。