脚本を手掛けた岡田麿里氏の手腕も、本作を語る上で欠かせない。彼女が描く人間関係は、決して美化されない。ドロドロとした嫉妬、自己嫌悪、他者への依存。そうした人間の「見せたくない部分」を容赦なくさらけ出す。だからこそ、キャラクターたちの言葉はリアルで、重い。
特に、SNSで常に他者と繋がり、比較され続ける現代の若者にとって、超平和バスターズのすれ違いと和解のプロセスは、痛烈な共感を呼ぶ。デジタルな繋がりが主流の2026年だからこそ、泥臭く本音をぶつけ合う彼らの姿が、より一層眩しく映るのかもしれない。