新幹線延伸によるアクセスの飛躍的な向上は、福井の街の流動性を劇的に塗り替えた。特に欧米やアジア圏からの個人旅行客(FIT)にとって、流行のガイドブックに頼らない「本物のローカルな名店」の開拓は旅の最大の目的だ。SNSや海外メディアでの高い口コミ評価が呼び水となり、店内は連日多様な言語が行き交う熱気に包まれている。
一方で、オープン当初からのローカルコミュニティを大切にする姿勢も一切ぶれていない。朝一番の常連客のために淹れられる定番のドリップコーヒーと、遠方からの旅行者が買い求めるオリジナルグッズ。新旧のファンが重なり合うことで、他にはない熱気と居心地の良さが生まれている。