なぜこれほどまでに人々は熱狂したのか。理由は「数量限定」という4文字にある。アクスタは今や、オタク文化における最も重要なコミュニケーションツールだ。旅先で推しのアクスタと写真を撮り、SNSにアップする。その「推し活」の必須アイテムが、しかも限定デザインで手に入るとなれば、ファンが血眼になるのは当然だった。
さらに拍車をかけたのが、転売ヤーの存在だ。フリマアプリには、定価の数倍から数十倍に跳ね上がった価格でアクスタが即座に出品された。この光景は、正当に購入したかったファンたちの心を深く傷つけ、業界全体における転売対策の緊急性を改めて突きつけることになった。