長年、この分野の課題とされてきたのが環境負荷だ。従来のポリ塩化ビニール(PVC)製品は、紫外線や塩水による劣化が早く、破棄時のプラスチックごみ問題が重くのしかかっていた。しかし今年、市場を席巻しているのは新開発の生物由来熱可塑性ポリウレタン、通称「バイオTPU」だ。
植物由来成分を大幅に配合しながら、従来のPVCと比較して摩耗耐性は約3倍、引張強度は2.5倍に向上した。破れにくく、過酷な直射日光下でも劣化しにくい。使い捨てのレジャー用品から、数シーズンにわたって安全に使用できる持続可能なインフラへと、資材の思想そのものが転換を迎えている。