当時、ハッシュタグ「#ISISクソコラグランプリ」は瞬く間にトレンドのトップへ駆け上がった。これは単なる個人の思いつきの集合体ではなく、SNSのアルゴリズムを逆手に取った情報戦でもあった。過激派組織が発信する残虐なメッセージやリクルート用のタグを、大量のパロディ画像が物理的に埋め尽くしていったのだ。
結果として、彼らのアカウントや宣伝用ツイートは検索結果から駆逐され、テロの拡散力は著しく低下した。意図せずして行われたこの「スパム攻撃」は、草の根のネットユーザーによる集団的自衛の新しい形を示したと言える。