あの黒いペイントの正式名称は「アイブラック(Eye Black)」と呼ばれる。その歴史は意外にも古く、1930年代のアメリカ・プロフットボール(NFL)の選手が、光の眩しさを軽減するために使い始めたのが起源とされている。野球界においては、ニューヨーク・ヤンキースの伝説的プレーヤーであるベーブ・ルースらが使用したことで一気に広まった。
当初は炭や靴墨を塗るという原始的な方法だったが、時代とともに進化を遂げ、現在では肌に優しい専用の化粧品原料や、簡単に剥がせる特殊なステッカーが主流となっている。アメリカのスポーツ文化として根付いたアイブラックは、今や日本のプロ野球(NPB)や高校野球の甲子園大会でも日常的な光景となった。