三億円事件のお金の行方は?奪われた大金の真相と未使用の謎を追う

三億円事件のお金の行方は?奪われた大金の真相と未使用の謎を追う

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三億円事件の警察捜査の経緯を振り返ると、初動捜査における致命的なミスと固定観念が迷宮入りを決定づけたことが浮き彫りになります。

事件現場には、偽装白バイ、ヘルメット、メガホン、発煙筒の空き箱など、120点以上もの遺留品が残されていました。しかし、それらの多くは大量生産された普及品や盗品であり、遺留品の多さそのものが捜査本部を攪乱する結果となりました。さらに、警察が公表した有名な「モンタージュ写真」は、実在する別事件の容疑者の写真を基に作成されたものであり、似通った無実の市民への誤認捜査を多発させ、捜査のリソースを激しく浪費させました。

その中で最大の容疑者として浮上したのが、地元・立川の不良グループリーダーで白バイ隊員の息子であった少年S(当時19歳)です。

少年Sは白バイの運転技術を持ち、土地鑑もあったことから三億円事件の少年S疑惑として厳重な捜査対象となりました。しかし、事件からわずか5日後の1968年12月15日、少年Sは自宅の部屋で青酸カリによる服毒自殺を遂げます。父親が警察官であったことから自宅捜索や証拠保全が遅れ、奪われた現金も一切発見されませんでした。犯行動機の解明やアリバイの確認が不完全なまま被疑者死亡となり、これが三億円事件の迷宮入り理由の最大の分岐点となったのです。

吉田 誠
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吉田 誠

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