今回のステージ演出で最も目を引いたのは、最新の透過型LEDディスプレイと超高精度トラッキングレーザーの融合だ。メンバーの動きとリアルタイムで連動する光の粒子が、ドームの空中に幻想的な三次元の立体映像を描き出す。重低音が腹に響くダンスナンバーでは、特効の爆発音とともに無数の火柱が立ち上り、一瞬にして客席の温度が数度上がったかのような錯覚さえ覚える。
音響システムにも並々ならぬこだわりが詰め込まれていた。ドーム特有の残響を完璧にコントロールし、ボーカルの吐息ひとつ、アコースティックギターの爪弾く弦の響きひとつまでが、広い会場の隅々にまでクリアに届く。迫力と繊細さが絶妙なバランスで共存する音響空間は、まさに極上の音楽体験そのものだった。