多くのビジネスパーソンが手放せなくなる背景には、確固たる生体反応のメカニズムが存在します。蒸気でホットアイマスクがもたらす最大の恩恵は、ドライアイ・眼精疲労の緩和と入眠プロセスのスムーズ化という2つのアプローチです。
現代人のドライアイの約8割は、涙の蒸発を防ぐ油分を分泌する「マイボーム腺」の機能低下(詰まり)が原因とされています。マイボーム腺の油分は融点が約35〜40度であるため、約40度の蒸気熱で目元を温めることで固まった皮脂が溶け出し、涙の油層が安定して目の乾きやかすみ目が劇的に改善します。
さらに、目元の周辺には自律神経のスイッチとなるセンサーが密集しています。心地よい温感刺激が加わると、活動モードの交感神経からリラックスモードの副交感神経への切り替えが急速に促進されます。深部体温の放熱が促されることで自然な眠気が誘発され、布団に入ってからの入眠潜時(眠りにつくまでの時間)が短縮されることが複数の睡眠研究でも裏付けられています。