では、誘惑に負ける男性と、一生涯一人のパートナーを愛し抜く男性の違いはどこから生まれるのか。その鍵を握るのが、行動心理学において最も信頼性の高い性格分類モデルとされる「ビッグファイブ(主要5因子性格検査)」である。
心理学の研究によると、浮気をしない男性に圧倒的に共通して見られる因子が「誠実性(ビッグファイブ)」の高さだ。誠実性が高い人物は、自己コントロール能力に優れ、目先の衝動的な欲求よりも長期的なゴールや信頼関係を優先する傾向が極めて強い。
彼らは決して「誘惑を感じない無敵の人間」というわけではない。目の前に魅惑的な選択肢が現れたとしても、それがもたらす破綻のコストと、大切なパートナーからの信頼を失うリスクを脳内で瞬時に自覚できる。脳の報酬系回路が目先の快楽ではなく、長期的な安心感や達成感に強く反応するため、結果として浮気という行動を選択しないのだ。