2026年、50歳という節目でTBSを退社し、フリーランスとなった堀井。安定した局アナの地位を捨てることに、周囲からは心配の声もあったという。しかし、彼女に迷いはなかった。なぜなら、20代・30代の葛藤の時期に培った「ナレーション技術」と「言葉に対する誠実さ」という確固たる貯金があったからだ。
組織の看板を外したとき、自分に何が残るのか。その問いに対する答えを、彼女は若い頃からずっと準備していた。「声だけで食っていく」。そう決めた彼女の覚悟は、フリー転身後の仕事の質と量を見れば一目瞭然だ。ドキュメンタリーのナレーションから、自身が主催する朗読会まで、その活動は多岐にわたる。