彼の名を語るうえで欠かせないのが、一世を風靡したドリフト走行の歴史である。今や世界的なモータースポーツとして認知されるD1グランプリの草創期において、初代チャンピオンを獲得した彼の走りは、まさに「伝説」として語り継がれている。タイヤを白煙とともに滑らせながら寸分違わぬラインを狙う精密なコントロールは、観客を魅了してやまなかった。
さらにチューニング界のトップブランドであるHKSとの強固なパートナーシップも、彼のキャリアを確固たるものにした。モンスターマシンの開発ドライバーとしてタイムアタックに挑み、筑波サーキットなどで次々とコースレコードを塗り替えた実績は伊達ではない。極限状態でのドリフト走行で培われた限界領域のセンサビリティこそが、グリップレースでの圧倒的な強さを支えるバックボーンとなっている。