スタイリッシュなリアルイラストの一方で、圧倒的な支持を集め続けているのが「親しみやすさ」を極めたゆるキャラ系表現だ。その最高峰と言えるのが、ちいかわ等の生みの親であるイラストレーター・ナガノ氏の作品世界である。一見するとシンプルで可愛らしい曲線でありながら、どこか狂気や哀愁、クスッと笑える人間味を秘めたキャラクター描写は、観る者の心をつかんで離さない。
こうしたアイコンが好まれる理由は、コミュニケーションのハードルを下げる効果があるからだ。愛くるしくも少しシュールなアイコンを設定することで、タイムラインでの親近感が跳ね上がり、リプライやダイレクトメッセージが飛び交いやすい空気感が自然と醸成される。自分をどう魅せるかという戦略において、キャラクターの持つ愛嬌は最強の武器となる。