ルイベが全国的な知名度を獲得した背景には、メディアやポップカルチャーの影響も大きい。かつて名作料理漫画『美味しんぼ』において、獲れたての魚を極寒の空気の中で瞬時に凍らせて味わう場面が描かれ、多くの読者に「凍らせることで生まれる未知の旨味」を印象付けた。
さらに近年、明治末期の北海道を舞台にした大ヒット漫画『ゴールデンカムイ』の作中で、アイヌ文化の魅力的な食の描写としてルイベが大きく取り上げられた。作中のキャラクターたちが寒空の下で凍った魚を削り、旨そうに口へ運ぶシーンは、若い世代を中心に大きな反響を呼び、空前のルイベブームを巻き起こす強力な推進力となった。