「にじおま」という単語がコアなオタク層の閉じた輪を飛び出し、広く認知されるに至った最大の契機は、5ちゃんねるの「なんでも実況J(なんJ)」や各種実況掲示板における爆発的なミーム化です。
当時、VTuber業界の急拡大とともに、なんJやまとめサイトではライバーの配信同接数(同時接続者数)や登録者数、イベントの売上規模などを競わせる「数字バトル」が過熱しました。その際、熱狂的なファン層が掲示板内で展開した熱烈な擁護や他陣営とのレスバトルが注目を集め、「にじおまがまた暴れている」「にじおまの団結力が異常」といった形でスレッドタイトルやレスに頻出するようになったのです。
特に、巨大プラットフォームならではの熱量の高さとユーザー数の多さが、外部のネットウォッチャーにとって格好の観察対象となりました。集団としての存在感が肥大化するにつれ、単なるリスナーの総称から「ネット上で強い影響力と独特のノリを持つ一大集団」としてラベリングされていった側面があります。